今夏の熱中症を振り返って。
まだまだ残暑が続いております。
例年、梅雨明け10日といわれておりますが、今年は猛暑厳しく、熱中症の発生も容赦ありませんでした。
特にお年寄りの方々に重篤例や死亡例が多数見られました。
熱中症とは一般的に、高温の環境下や激しい運動により、体温上昇と脱水、体全体に血液をめぐらせる機能の低下等を起こす病態です。
高齢者の方は、暑い部屋で窓を閉め切って寝たり、また喉の渇きを感じにくいことが多く、水分補給が不十分となります。
さらに体温調節機能が低下しているので、日常生活でも容易に熱中症になるのです。
体温上昇、強い疲労感などの症状が出たら、涼しい場所に移動し、スポーツドリンクなど電解質を含む飲料水を摂取します。
さらに高熱、意識消失や繊毛状態になれば、医療機関への搬送が必要です。
暑い時には水分補給に努め、室温28度、湿度70%を超えないようにエアコンをつけて、熱中症を予防しましょう。